外科センターは2025年4月にオープンを予定しています。
先立って、施設のご案内をさせていただいています。
外科センターは当地域の中核施設として様々な外科治療にあたります。
外科獣医師としての45年以上の経験を活かして直接執刀するとともに、当地域に根差した次世代の外科獣医師を育成することにも力を注いでいきます。当センターが大切にしているのは飼い主様と勤務するスタッフの満足度向上です。CTやCアーム、超音波メスといった高度医療機器を完備し、より快適な環境で手術を受けていただくことができます。また、飼い主様に満足していただくためにはスタッフも快適な環境でやりがいを持って働くことが大切です。当センターでは手術およびその術後ケアは外科専任のスタッフが担当し、集中して安定的な獣医療を提供できるよう働く環境を整備します。「次も絶対にここで手術を受けたい!」と言っていただけるよう、日々全力疾走を続けていきます。
避妊・去勢手術などは朝お預かりして、夕方お迎えに来ていただきます。その他の開腹手術、整形外科手術などではご希望の場合はモニター越しに手術を見学いただけます。ただ手術が終わるのを待つだけでなく、手術中も大切な家族を見守れるように配慮しています。スタッフ教育の一環としてもモニターでの見学は活用されています。
CアームやCT検査装置をはじめ、難易度の高い手術にも対応できるように、さまざまな医療機器を導入しています。安全かつ高精度な手術を実現するために、先進の医療機器を導入できるように心がけています。
外科センター⻑である太⽥を筆頭に、経験豊富な獣医師が⼿術を執⼑します。⼿術内容、麻酔時間で術後の回復は⼤きく異なります。できる限り動物たちの体に負担が少ない⼿術を⼼がけます。
⼿術に関わるのは獣医師だけではありません。円滑に⼿術を進めるためのサポートには愛玩動物看護師も携わります。当院には外科を専⾨とした看護スタッフが在籍しており、より安全に⼿術を⾏える体制を整えています。
⼊院患者がいる際には、夜間も看護できるようにスタッフが常駐しています。万が⼀、容態が急変した際にもスタッフが対応しますので、ご安⼼ください。
※スタッフが不在となる場合は、事前にお伝えします。
手術中に動物の身体内部の骨、臓器、血管などを観察するためのレントゲン透視診断装置です。可動性がありあらゆる角度からリアルタイムのレントゲン画像を描出することができるため、骨折症例、環軸椎不安定症などの整形・脊椎外科疾患をはじめとして、門脈シャントなどの手術中に血管造影が必要な症例に威力を発揮します。
手術の際の術野を拡大し、繊細なマイクロサージェリーを行うための装置です。眼科手術や血管、尿管の手術で使用します。精密かつ確実な手術を可能にします。
超音波振動を組織に与えることにより、血管などの組織を凝固切断します。周囲の組織へのダメージが少ないことに加えて、糸を使用せずに血管を凝固・切断することができるため縫合糸反応肉芽腫の合併症を回避することができます。
体内の断層(輪切り)画像を撮影する装置です。骨や血管、内臓を調べることで腫瘍の有無、転移、呼吸器(肺や気管支)の病気を調べることに役立ちます。造影剤を使用することで、より詳細に腫瘍などの位置、血管の走行を把握しやすくなります。
手術は麻酔をかけて行うため、術前に血液検査やレントゲン検査などを行います。
手術に関しての注意事項等説明させていただきます。
前日の21時以降の食事は控えてください。当日の朝6時以降は水も抜いていただくようにお願いします。
※手術内容や開始時間により絶食などの時間が異なることがあります。その際は事前にお伝えします。
指定された時間にお越しください。獣医師によるチェックの後、お預かりし、静脈確保、お薬の投与など行い手術を行います。
避妊・去勢手術などは朝お預かりして、夕方お迎えに来ていただきます。
その他の開腹手術、整形外科手術などでも基本的には同様ですが、ご希望の場合はモニター越しに手術を見学いただけます。
手術が終了しましたら麻酔から覚めるまで見させていただき、その後外科専用入院室に移動します。
避妊・去勢手術などは17時~17時45分の間にお迎えに来ていただきます。入院が必要な手術に関しては、
手術が終了しましたらお電話にて報告いたします。面会やお迎えについてもお電話にてお伝えさせていただきます。